大型ドライバーの運転中に、もっとも神経を使うのが荷崩れへの注意です。
特に、私たちが運ぶスクラップや鉄くずのような、形が不揃いで重い荷物は、ちょっとした衝撃でも荷台の上で動いてしまい、バランスを崩す可能性があります。
荷崩れは、単に荷物が落ちるだけでなく、トラックの横転など大事故に繋がりかねないため、ドライバー全員が常に細心の注意を払っています。
特に急な発進や急ブレーキは、荷台の荷物に大きな負荷をかけます。積んでいる荷物が重いほど、その慣性の力は大きくなります。
そのため、私たちは常に「ふわっと発進、じんわり加速、じわじわ減速」を心がけています。
次の信号やカーブを予測して早めにブレーキを踏む、前方の車との車間距離を十分に取るなど、常に先を読んだ運転をしています。
カーブを曲がる際や交差点を右左折する際も、スピードを落としてゆっくりと曲がるようにしています。
横方向の遠心力は、荷物を外側に押し出そうとする力が働き、荷崩れのリスクを高めます。
ベテランドライバーは、荷物の重さや重心を感覚で掴んでいて、それに合わせた最適なスピードで走行しています。
そして積み込み時にしっかりと固縛したとしても、長距離を走る間にワイヤーが緩んでしまうこともあります。
そのため、私たちは休憩時や長距離運転の途中で、必ず荷台の様子を点検します。
荷物の位置がずれていないか、ワイヤーが緩んでいないか、目視で確認することで、荷崩れを未然に防いでいます。
岡山県倉敷市・総社市でドライバーの仕事を探している方は、お気軽にお問い合わせください。